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私が住んでいた町には日本食など売っていませんでした。
ロンドンに行くとたまに日本食屋さんに行きあれこれ材料を仕入れるのですが、
学生には日本から輸入されたものは高いのであまり買えません。
冷凍食品売り場に明太子があった時には買おうかどうしようか迷ったのですが、高いし、持って帰る間に冷凍が溶けたら嫌なのでやめることしたのです。
私が買う物は基本的にダシ、醤油、みりん、酒などの基本調味料でした。
これを使って適当に野菜や肉などを調理すると和風になるのです。
寮にいる時は和食にさほどこだわらず、日本食はたまに作る程度でイギリス料理も作るしイタリアンも作ったりしていました。
日本食で好物といえば塩鮭にご飯なのです。
この塩鮭、当然イギリスで買う事はできません。
スーパーで新鮮な鮭さえも手に入りません。
そこで考えたのが鮭缶をフライパンで炒って酒や醤油などで味付けした鮭フレーク。
鮭缶は何処にでも売っているので、鮭を食べたいときにはこの手作り鮭フレークを食べていました。
ある日寮の近くに魚屋さんが来ると聞きつけ、新鮮な生の鮭を買ったのです。
そしてお酒を軽く振り、塩をまぶして一日冷蔵庫で寝かせ「塩鮭」を作ったのです。
「食欲は発明の母」そんなことわざはないでしょうが、「無いものは作る」
そんな事を一人でつぶやきながら、遠い国イギリスで日本食を作っていたのでした。
イギリスでの日本食
イギリス人にうける日本食
無い物は作る(日本食)
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